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BtoBのセミナー(ウェビナー) 施策はどうやって始めればいい?16の手順で流れを徹底解説!

BtoBのセミナー(ウェビナー) 施策はどうやって始めればいい?16の手順で流れを徹底解説!
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2022/06/07

こんにちは、BtoBセミナーlab.研究員の田中です。
BtoBセミナーlab.では、ノウハウやレポートなど、BtoBにおける様々なセミナー(ウェビナー)関連情報をお届けしています。

本日のテーマは、「BtoBのセミナー施策の検討から実施、改善までの流れと手順について」です。

目次

  1. セミナー(ウェビナー) 施策を検討しているけど、何をしたらいい?
  2. どういう手順でセミナー(ウェビナー)施策を始めるの?
  3. セミナー(ウェビナー) 1回分の実施手順はどんな感じ?
  4. どれくらいの頻度でサイクルを回すといいの?


セミナー(ウェビナー) 施策を検討しているけど、何をしたらいい?

今やBtoBビジネスでもメジャーな施策であるセミナー(ウェビナー) 。
既に実施している企業も多い一方で、「これから取り組んでいきたい」と考えている企業もいるのではないでしょうか。
でも、「よし、やるぞ!」となった時に何から手をつければよいのでしょうか?
今回は、何をどういう順番で進めるべき?何か新たに必要となるものは?などなど、セミナー施策を始めていくにあたっての疑問に答えるべく、施策の流れや手順を調査しましたので、参考にしてみてください!


どういう手順でセミナー(ウェビナー)施策を始めるの?

「セミナー施策の実施を検討する!」となったら、おおむね以下のような手順を踏んでいくこととなります。

  1. セミナー施策の実施検討
  2. 実施の意思決定
  3. 担当者の任命
  4. ツール・外部リソースの調達
  5. コンテンツ計画の策定
  6. 目標の設定
  7. 登壇者の調整
  8. コンテンツの作成
  9. 会場(ウェビナー枠)の確保
  10. 集客
  11. リハーサルの実施
  12. セミナー(ウェビナー)の開催
  13. 実績の集計
  14. セミナー後フォローの実施
  15. 振り返りの実施
  16. リードフェーズ変化の確認



結構多いですね。
少しイメージしやすくするために、図にして見てみましょう。


セミナー手順_全体


大きく分けると、セミナー施策を実際に回していく前段階の作業である1~5の手順があり、その後6~16の手順を1回のセミナー毎に回していく流れになります。


セミナー手順_分類


まずは実施の前段階である1~5の手順を見ていきましょう。
ここには、主に企画・計画段階の意思決定などが含まれています。


セミナー手順_前段階

1.セミナー施策の実施検討

当然ではありますが、まずはセミナー施策を実施するべきかどうかの検討の段階があります。
検討の起点となるのは、全社的なトップダウン目標と現状のギャップに対する追加施策の必要性かもしれませんし、ボトムアップでの新規施策の実施提案などかもしれません。
企業によって様々ですね。

2.実施の意思決定

きっかけは様々ですが、新規施策の実施にあたってはすべからく実施の根拠が求められるかと思います。
他社の動向や数値シミュレーションなど、決裁者が意思決定を行うために様々な材料を用意する必要があるため、この段階である程度の実施計画(企画書)を作成するケースもあるでしょう。
ツールの導入や外部リソースの活用など、追加コストが発生するものがある場合は、この時点で概算金額を出すことになります。
晴れて決裁者のGOサインが出れば、次のステップに進むことになります。

3.担当者の任命

ここも企業によって様々かと思いますが、正式に施策の主担当者を決めます。
以降の意思決定や判断などは、ここで任命した主担当者に一定部分権限移譲がされることでしょう。
1のの検討段階で事実上担当者が決まっているケースも多いかとは思います。

4.ツール・外部リソースの調達

施策を実施するにあたって追加で必要なものがある場合は、調達をします。
ウェビナーツールの利用契約やカメラ・照明・マイクなどの撮影機材の購入、事務局作業の外注などが考えられます。

5.コンテンツ計画の策定

四半期、半期などのスパンでのおおまかなコンテンツ計画を策定します。
セミナー開催日と内容、開催に向けた集客スケジュールなどを決めていく作業です。
あまり先のことを事細かに決めても不確実性が高いので、四半期程度を目安に決めておくのがおすすめです。


セミナー(ウェビナー) 1回分の実施手順はどんな感じ?

今度は、いよいよセミナー1回分のサイクルについて見ていきましょう。


セミナー手順_1回分

6.目標の設定

セミナー1回分の目標を設定します。
何を目標とするかは、セミナーの実施目的によって様々です。
リードの獲得が目的であれば、目標は「新規リード〇〇件」等になるでしょう。
目標設定の方法については、また別の記事で調査報告予定です!

7.登壇者の調整

登壇者への登壇依頼や日程調整を行います。
外部の方に登壇をお願いする場合には、内部の方の場合より早めに動く必要があります。

8.コンテンツの作成

各種調整作業と並行して、コンテンツの作成を進めていきます。
コンテンツ計画策定の段階である程度のテーマは決まっているかと思いますので、セミナーの長さに合わせてコンテンツを具体化していく作業となります。
コンテンツの作成主体は、セミナー施策チームの場合もあれば、登壇者の場合もあります。
状況に応じて、適任者をアサインしましょう。

9.会場(ウェビナー枠)の確保

オフライン(リアル)での開催の場合は、実施会場を確保しておく必要があります。
自社内に会場として利用できる設備がない場合は、早めに外部の会場を確保するようにしましょう。
オンラインでの開催の場合は、利用しているウェビナーツールの仕様に合わせて該当日時の配信枠を確保します。
準備や事後処理のために、前後に各15~30分程度のバッファを持たせて確保することを忘れないようにしましょう。

10.集客

日程、セミナー内容、登壇者、会場など、開催概要の情報が揃った時点で、集客を開始します。
集客にどのようなチャネルを利用するかは、実施目的やターゲットによって変わります。
認知獲得や新規リード獲得が目的であれば、web広告やSNSなどを活用することになりますし、ナーチャリングが目的であれば、ハウスリストへのメールマーケティングなどになります。
集客の開始時期については、参加者のスケジュール確保を踏まえ遅くとも2週間前には開始する必要があるでしょう。

11.リハーサルの実施

本番の実施までに、必要に応じてリハーサルを行います。
特に初めて使用するセミナーコンテンツの場合は、リハーサル後に修正するための時間も踏まえて、本番の3日前までに少なくとも一度はリハーサルを行うと良さそうです。
複数回使用しているコンテンツであれば、リハーサルを実施する必要は無いかもしれません。
コンテンツや登壇者などに合わせて判断しましょう。

12.セミナー(ウェビナー)の開催

いよいよセミナー本番です。
本番にはトラブルがつきものですので、何かあった際にあたふたしないよう、トラブル発生時の対応方法などを予め決めておくことをおすすめします。
備えあれば憂いなし、ですね。
本番当日の運営についてはまた別の記事で具体的に取り上げられればと思います。

13.実績の集計

本番が終わったら、結果を確認しましょう。
事前申込者に対して参加者が何名だったのか、セミナー中途で退出した人が何名いたのか、アンケートを実施した場合は何件回答があったのか等、必要なデータを集計します。

14.セミナー後フォローの実施

セミナー終了後は、できるだけ早いうちに参加者へのフォローアップを行いましょう。
もし資料の配布がある場合には、併せて送信します。
セミナー後のフォローアップで次のフェーズにコンバージョンすることも当然ありますので、そういったケースも集計対象としてデータ化できるようにしておきます

15.振り返りの実施

フォローが一通り終わったら、振り返りを行うことをおすすめします。
データが一定揃っていれば、それらを基にした定量的な振り返りが可能となります。
また、定量面だけでなく、当日運営のスムーズさやコンテンツの内容など、定性面での振り返りも重要です。
振り返りの実施ペースは、セミナー開催都度ではなく複数回まとめて実施、といった形でもよいでしょう。
実施頻度を踏まえて決定してください。

16.リードフェーズ変化の確認

最後に、もし可能であればセミナー実施後一定期間、参加者の態度変容を追えるとよいでしょう。
セミナー後すぐのフォローでは変化が無くとも、数日後に何らかのアクションを起こす可能性が十分あるため、それらもセミナーの成果として集計できればいいですね。

非常に長くなってしまいましたが、以上がセミナー1回分のサイクルとなります。
チームの規模や施策の実施レベルなどによって一部の手順を省く等、自社にうまくアジャストさせてもらえればと思います!


どれくらいの頻度でサイクルを回すといいの?

最後に、セミナー1サイクルのスパンについて考えたいと思います。
前章でも記載したように、集客は遅くとも2週間前には開始する必要があります。
また集客を開始するためには、開催概要(日程、内容、登壇者、会場など)がある程度固まっていなくてはいけないため、それらを踏まえるとセミナー開催日の1~1.5ヶ月前からサイクルを回し始めることになります。
セミナー後には一定期間参加者の態度変容を追うことになるので、仮に1週間程度と設定した場合には、1サイクルのスパンは1~2ヶ月弱ということになります。
「2ヶ月に1回の開催では少ない」という場合には、複数のサイクルを並行して回していくことになるでしょう。




さて、今回は「BtoBのセミナー施策の検討から実施、改善までの流れと手順について」というテーマでお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
本記事に関するご意見や、「こういったテーマで調査してほしい」等のご要望などあれば、ぜひこちらの問い合わせフォームよりご連絡ください!

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