1. top
  2. > 調査レポート
  3. > 【海外トレンド】2024年最新ウェビナートレンドと統計データ25選!

【海外トレンド】2024年最新ウェビナートレンドと統計データ25選!

【海外トレンド】2024年最新ウェビナートレンドと統計データ25選!
posted at

2022/08/10

こんにちは、BtoBセミナーlab.研究員の田中です。
BtoBセミナーlab.では、ノウハウやレポートなど、BtoBにおける様々なセミナー(ウェビナー)関連情報をお届けしています。

本日は海外のウェビナー最新情報として、「25 Latest Webinar Statistics And Trends For 2024: The Definitive List(2024年の最新ウェビナー統計とトレンド25:決定版リスト)」という海外ブログの翻訳記事をお届けします。
なお、本記事は記事の掲載元であるBlogging Wizard及び著者であるAdam Connell氏の許諾を得て翻訳・公開をしています。

About Blogging Wizard
We help smart entrepreneurs turn their blogs into profitable businesses. We are an award winning website that has been helping bloggers & entrepreneurs since 2012.
https://bloggingwizard.com/





ウェビナー業界にとって、この2年間は非常に良い年でした。出社が制限され、オフラインイベントが開催できない状況に追い込まれる中、世界中の人々がオンラインイベントを利用するようになり、ウェビナーの参加者数は急増しました。

しかし、この人気の急上昇は「一時の出来事」だったのでしょうか。それともウェビナーは今後も続くのでしょうか。ウェビナーは今後もマーケティングやコンテンツ配信の重要なチャネルであり続けるのでしょうか?そして、どのようなトレンドやベストプラクティスを知る必要があるのでしょうか?

これらの疑問に対する答えは、このウェビナーの最新統計とトレンド25選で見つけることができます。
記事全体をご覧いただくことはもちろん、以下の目次から興味のあるセクションにお進みいただいても構いません。

さあ、はじめましょう!

目次

  1. 編集者のイチオシ:ウェビナー統計情報
  2. ウェビナーの一般的な統計
  3. エンゲージメントに関する統計
  4. 登録に関する統計
  5. トレンドに関する統計
  6. 統計の出典元一覧
  7. まとめ


編集者のイチオシ:ウェビナー統計情報

ウェビナーに関する最も興味深い統計データをご紹介します。

  • 95%の企業がウェビナーはマーケティング戦略において重要な施策であると考えている。(出典:On24)
  • ウェビナー開催にかかる費用の平均は100~3,000ドル。(出典:WebinarCare)
  • 80%のBtoBマーケターが、ウェブサイトからの参加登録を推進している。(出典:Statista)


ウェビナーの一般的な統計

ここでは、2022年の業界規模を示す一般的なウェビナーの統計データを紹介し、ブランドやマーケティング担当者にとってウェビナーがいかに重要であるかを浮き彫りにしたいと思います。


1. 95%の企業がウェビナーはマーケティング戦略における重要な施策であると考えている

この統計が示すように、ウェビナーはもはやニッチなマーケティングチャネルではなく、大半の企業のマーケティング戦略において重要な要素となっています。

ウェビナーは、標準的なマーケティング動画よりもパーソナルな方法で、ブランドがユーザーに直接アプローチする方法を提供します。ウェビナーは、ブランドと顧客の関係構築や認知度の向上、ユーザーの育成、製品の紹介などに役立ちます。

出典:On24


2. BtoB企業の73%が、ウェビナーが質の高いリードを生み出すのに最も適していると回答

最近の調査で、回答者のほぼ3/4がウェビナーは質の高いBtoBリードを生み出す最も効果的な方法だと答えました。あなたがBtoB業界にいるのであれば、ウェビナーは無視できないリードジェネレーションチャネルと言えます。

出典:GoTo(1)


3. 76%のウェビナーが、リードと売上の獲得に重点を置いている…

ウェビナーが質の高いリードを生み出す最良の方法と考えられていることから、当然のことながら、大半の企業がウェビナーを主にリードと売上を推進するために利用しています。

例として、多くのマーケティング担当者が、ウェビナーをより多くの潜在顧客をセールスファネルに取り込むためのリード獲得手段として使用しています。

これを実現するには、ターゲットユーザーがどのようなウェビナーコンテンツを求めているかを慎重に考え、ウェビナーを紹介する効果的なランディングページを(コンバージョンしやすい登録フォームと共に)作成し、それを宣伝することが必要です。

出典:On24


4. そして60%がロイヤルカスタマーの育成に注力

リードの獲得に加え、60%の企業が既存リードを育成し、セールスファネルの下部に進めるためのツールとしてウェビナーを利用しています。

例えば、ハウスリストのリードにウェビナーへの招待状を送り、製品のデモを行い、購入前の質問に答え、いつでも購入できる状態にする機会として利用することが可能です。

出典:On24


5. 61%の企業がコンテンツマーケティング戦術としてウェビナーを利用

CMI(Content Marketing Institute)のデータによると、BtoB企業の61%がコンテンツマーケティングの戦術としてウェビナーやウェブ配信を利用しており、マーケティングコンテンツとして10番目に人気のある形態となっています。

これはインフォグラフィック(62%)に次ぐ順位ですが、調査レポート(48%)やマイクロサイト(47%)より上位となっています。
ウェビナーの人気が高まっている一方で、92%でトップとなったソーシャルメディアやブログ(80%)といった従来のコンテンツ戦術にはまだ及ばないことを示しています。

25-latest-webinar-statistics-and-trends-for-2022-1
出典:Content Marketing Institute


6. BtoBウェビナー参加者の73%もの人がリードに転換…

BtoBウェビナーは、訪問者からリードへのコンバージョン率が最も高いウェビナーのひとつであり、平均して参加者のほぼ3/4がリードに転換しています。

出典:WebinarCare


7. 他方、BtoCのウェビナー参加者のうち、コンバージョンに至るのはわずか20~40%

元々関心が高い人が参加する傾向のあるBtoB領域で、ウェビナーはより効果的であるようです。
ウェビナーに参加するビジネスパーソンは、BtoCの参加者よりもあなたの提供するものに興味を持ち、リードに転換する可能性がはるかに高いようです。

出典:WebinarCare


8. ウェビナー開催にかかる費用の平均は100~3,000ドル

ウェビナーの開催を考えているなら、この2つの数字の間のどこかで予算を確保したいものです。
ウェビナーのホスティングサービスにはさまざまな種類があり、あらゆる予算に合わせてプランが設計されています。

無料または低料金のホスティングサービスやプランでは通常、ウェビナーへの参加可能人数が二桁程度に制限されます。数百人の参加者がいる大規模なウェビナーを開催したいのであれば、より高額な料金を想定しておきましょう。

出典:WebinarCare


エンゲージメントに関する統計

以下の統計データは、ウェビナーの参加者数を最大化し、エンゲージメントを高めるために役立つ洞察を提供してくれます。


9. ウェビナー開催には火、水、木曜日が最適

ウェビナー参加者を最大限に増やしたいなら、いつ開催するかを慎重に考えることが重要です。

これには万能のアプローチはなく、最適な曜日と時間は人によって異なります。しかし、一般的な経験則では、週の半ばが良い選択肢となります。
何千ものウェビナーを対象とした調査に基づくと、火曜日、水曜日、木曜日に開催されたウェビナーが最も多くの参加者を集めていました。3つのうちでは木曜日がトップで、火曜日と水曜日は僅差でその後に続きました。

このデータを参考にいくつかの曜日をテストし、参加傾向を比較することで、あなたのターゲットの参加が最も高まる曜日を見つけ出しましょう。

25-latest-webinar-statistics-and-trends-for-2022-2

出典:Live Webinar


10. 最適な時刻は午前11時と午後2時

ウェビナーの出席率が最も高い時刻は、午前11時です(登録者総数の16.1%)。次点は午後2時(14.6%)で、午後1時が3番目(12.9%)となりました。

このことから、昼間がウェビナーを開催するのに最も適していることがわかりますが、例外は午前12時です。これは、多くの人が昼食をとる時間帯であるためです。

25-latest-webinar-statistics-and-trends-for-2022-3

出典:GoTo(2)


11. 参加者の44%がウェビナーの所要時間は45分であることを希望

これは理想的なウェビナーの長さといえ、イベントを計画する際のベンチマークとなります。一般的にウェビナーは、45分程度のプログラムと5~10分の短いQ&AとCTAの時間に分かれています。

出典:BigMarker


12. その一方で、出席者の41%は30分が理想的な時間だと感じている

通常の45分構成にこだわらず車輪の再発明を目指すなら、長い時間より短い時間を選ぶと良いでしょう。実際、41%の参加者は30分のウェビナーを好んでいます。

出典:BigMarker


13. 参加者の92%はウェビナー終了時のQ&Aセッションが有益であると回答

Q&Aは、参加者と直接対話する機会を提供します。参加者は、ウェビナー視聴中に生じた疑問点を質問することができ、大多数の参加者がこのQ&Aセッションから有益なものを得ていると感じています。
ウェビナーは、参加者に価値を提供するだけでなく、ブランドの評判やロイヤルティを向上させ、より多くの売上を上げることにも貢献します。

質問に答える時間を取ることによって、参加者はあなたのブランドが自社の課題に対する解決策を提供し、しっかりと伴走してくれそうなブランドであると認識するようになります。製品やサービスに関するあらゆる質問に答えることで、結果的に顧客が購入に一歩近づくことにもなります。

そのため、ウェビナーの最後にQ&Aの時間を設けた上で、そのための綿密な計画を立てることが重要です。おそらくそれがイベント全体の中で最も重要な部分であり、ウェビナーと通常のライブ配信を分かつ要素となるため、Q&Aセッションを設けないなどということのないようにしましょう。

Q&Aセッションをより良くする方法は、最初の質問をする人物をチームメンバーからウェビナーに参加させておくことです。そうすることで会場の雰囲気を和らげ、参加者に最初に質問してもらうときに起こりがちな「気まずい沈黙」を避けることができます。

出典:BigMarker


14. 事前登録者のうち、実際にイベントに参加するのは平均たったの44%

ウェビナーへの出席を増やすには、数字がものをいいます。WebinarCareによれば、ウェビナーイベントへの実際の参加者は平均で登録者の半数以下であるため、定員を設ける場合には注意が必要です。

定員を決める際には、欠席者が出ることも想定しておく必要があります。一般的な経験則としては、目標出席者数の2倍の数字を定員数として設定することが求められます。

出典:BigMarker


15. 参加者に最も人気があるのは学習ウェビナー

ウェビナーの主目的が販売やリード獲得であっても、参加者は1時間にわたる売り込みに感謝することはないでしょう。優れたウェビナーは、参加者にも何かを提供するものです。多くの人にとって、ウェビナーの最大の魅力は学習的な側面です。

ウェビナーで最も人気のあるジャンルは学習的ウェビナーであり、参加者はイベントに参加することで何か価値のあることを学びたいと考えています。イベントを企画する際には、講演内容にどのように学習価値を付加できるかを検討し、その側面が営業活動やリード獲得の取り組みとシームレスにリンクするように心がけましょう。

出典:WebinarCare


16. オンデマンド視聴は価値のある追加機能であると参加者は考えている

全ての人がウェビナー開催時に参加できるわけではありません。だからこそ、オンデマンド視聴オプションは価値ある選択肢となります。

BrightTalkが公開した記事によると、消費者はオンデマンド視聴オプションを提供するウェビナーに好意的で、そのほとんどがオンデマンド視聴を価値の高い追加機能であると答えています。ウェビナーを企画するのであれば、オンデマンド視聴によって顧客に視聴体験の選択肢を増やすことを検討してみてください。

出典:BrightTalk


登録に関する統計

オンラインイベントの登録者数を増やすための、データに基づくインサイトをお探しですか?では以下のウェビナー統計データをご覧ください!


17. 60%の人がウェビナーへの参加登録を電子メールで行っている

ウェビナーを開催する際には、登録者数を最大化するためにメール配信を活用するようにしましょう。WebinarCareによると、約60%の人がウェビナーイベントにメール経由で登録しています。

ウェビナーへの登録方法を増やし、簡単に登録できるようにすることは、より多くの人に参加してもらうための素晴らしい方法です。ウェビナー開催までの期間、関心のありそうな人たちにリマインドを送り、素早く参加登録してもらうためにメールを活用できます。

出典:WebinarCare


18. 80%のBtoBマーケターが、ウェブサイトからの参加登録を推進している

ウェビナーを開催する際にマーケティング担当者が直面する最大の課題の1つは、イベントへの関心を喚起し、登録者を増やすことです。ウェビナーを告知するのはいつだって容易ではありませんが、最も一般的な方法の1つは、企業のウェブサイト経由で告知することです。

Statistaによると、BtoBのマーケティング担当者の80%が、バーチャルイベントの登録促進を自社のwebサイト経由で行っていると回答しています。2番目に人気のある方法はメールで、76%のマーケティング担当者が登録促進に利用しています。その他の方法としては、ソーシャルメディアや運用型広告が人気でした。

25-latest-webinar-statistics-and-trends-for-2022-4

出典:Statista


19. 29%の人がウェビナー開催当日に登録している

もしあなたのウェビナーが開催前に十分な登録がないと思っていても、心配しすぎる必要はありません。ウェビナー開催日でも、登録者が急増する可能性は高いです。

WebinarCareが発表した統計によると、ウェビナー参加者の約29%は開催当日まで登録を保留しているとのことです。忙しいビジネスパーソンを対象としたウェビナーの場合、参加する時間が確保できるかどうかを見極めるのが難しいため、登録可能な時刻のギリギリまでそのままにしておくのです。

出典:WebinarCare


20. そして、イベントの15日以上前に登録しているのはたったの15%

同様に、ウェビナーのはるか前に登録することもかなり稀です。WebinarCareによれば、ウェビナーの15日以上前に登録する人はわずか15%程度です。なので、開催を告知してすぐに登録が殺到しなくても、慌てる必要はありません。

多くの人がスケジュールに組み込んだり、日時を心に刻んだりするという点で、イベントをかなり前から告知するのは良い考えです。しかしほとんどの人は、そのイベントに登録するかどうか、また参加するかどうかを、開催時期が近づいてから判断するでしょう。

出典:WebinarCare


21. 最適なウェビナー登録フォームの長さは5~6ページ

ウェビナーを企画するなら、より多くの人に登録してもらうために、登録のプロセスをできるだけ簡単にするのがよいでしょう。WebinarCareによると、ウェビナー登録フォームの最適な長さは5~6ページです。

登録フォームでできるだけ多くの情報を集めたくなるかもしれませんが、項目数を多くしすぎるのは我慢し、ウェビナー終了後のフォローアップでより多くの情報を得るようにしましょう。

出典:WebinarCare


トレンドに関する統計

ここでは、興味深いトレンドをピックアップし、ウェビナー業界がどのように変化しているかを明らかにする統計データをご紹介します。


22. コロナ禍によってウェビナーの人気は急上昇…

企業がオフラインのマーケティングイベントを開催できない中、多くのマーケティング担当者がウェビナーに焦点を当てました。Wyzowlによると、2020年にはウェビナーを利用するマーケティング担当者が15%も増加しました。マーケティング担当者全体におけるウェビナー配信者の割合は、2019年から2020年にかけて46%から62%に増加しました。

出典:Wyzowl


23. それに加え、2020年の最も効果的な動画配信チャネルと評価

それだけでなく、マーケティング担当者達は2020年に開催したウェビナーの結果に非常に感銘を受けたようです。約91%のマーケティング担当者が、コロナ禍におけるウェビナーが大成功だったと回答しています。マーケティング担当者達がウェビナーのポテンシャルを理解した今、多くの企業がコロナ後もウェビナーを使い続ける可能性が高いでしょう。

出典:Wyzowl


24. 2021年の「Zoom」の検索インタレストは2019年の約3倍

ウェビナー業界やデジタルコミュニケーション業界が活況を呈しています。Googleトレンドのデータによると、「Zoom」(ウェビナー/バーチャル会議ソフトウェアの代表的なソリューション)というキーワードの検索インタレストは、コロナ禍真っ只中の2020年4月にピークを迎え、前年の50倍以上となっていました。

2021年、世界が再度大きく開き始めた今、検索インタレストは大幅に低下していますが、それでもパンデミック前のレベルをはるかに(約3倍)上回っています。ウェビナーソフトウェアに関する他の多くの検索語句についても、同様のパターンを見ることができます。

25-latest-webinar-statistics-and-trends-for-2022-5

出典:Googleトレンド


25. 社内研修でのウェビナー活用が進む

ウェビナーは、コンテンツマーケティングやリード獲得の戦術としてだけではなく、実は企業内のトレーニングや育成にも非常に有効です。

Visionogyによると、社内研修のウェビナーは非常に人気があり、平均の出席率が約65%だそうです。このような人気に伴い、育成プログラムの一環としてウェビナーの利用を検討する企業がますます増えています。

出典:Visionogy


統計の出典元一覧


まとめ

コロナ禍がウェビナー業界の成長を加速させたことは疑いようがありません。しかし、最初の勢いが衰えたとはいえ、コロナ後もウェビナーは将来にわたって重要なマーケティングおよび配信チャネルであり続けるでしょう。

もっと知りたいですか?あなたの会社にとって最適なウェビナーソフトウェアを見つけるか、最新のライブストリーミング統計ポッドキャスティング統計コンテンツマーケティング統計のまとめをご覧ください。





さて、今回は「海外の最新ウェビナートレンドと統計データ」というテーマでお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
本記事に関するご意見や、「こういったテーマで調査してほしい」等のご要望などあれば、ぜひこちらの問い合わせフォームよりご連絡ください!

また、SNSなどでのシェアもよろしくお願いします!

セミナー運営に役立つ資料を無料ダウンロード

セミナー運営に役立つ資料を無料ダウンロード

見てみる